スカリーLの手記 -Shikaree L memoirs a note-

FF11の猫鯖で活動する猫ナのくだらないブログです。 ……これでいいかな?(笑) 見てくれる人に敬礼!(・ω・)ゞ

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第二章「想い鎖の重さ」-001

「想い鎖の重さ」-001

「くそ!きりが無いな・・・」
一人のうら若きミスラがある民家の前で呟いた。
その民家の倉庫の中でレイと彼女の妹の幼いリュンが静かに身を潜めていた。
リュンが今にも泣き出しそうな声で「ミューねぇ・・・だいじょぶだよね・・・?」と、レイに聞いた。
「大丈夫だよ、ミュー姉は負けない。だって二人で作った参捌御守持って…」
その先を言い終える前にクゥダフ将校の炸裂岩が民家の鉄扉に大量に飛散し聞きなれた呻き声が聞こえた。
「ちくしょぅ・・・このままじゃ身が持たない・・・」
その声が聞こえたレイが民家の倉庫に置いてあったハイポーションを数本持ち玄関に向かった。
「ミュー姉・・・これ・・・使って!」鉄扉を少し開けミューに手渡した。
が、数秒前には無かった物がミューの心臓を貫いて刺さっているのをレイは目の当たりにした。
衰弱しているミューが注意散漫になるのを今か今かと向かいの民家横でクゥダフ一等兵が潜んでいた。
クゥダフ一等兵の思惑通りミューは、レイからハイポーションを受け取る際に注意散漫になっていた。
ミューは自分自身の体を維持出来ず鉄扉を押し開く様に二人の隠れる民家の玄関に倒れこんだ。
「ミュー姉!ミュー姉!しっかりして!」
急いで鉄扉にカギを掛けミューに駆け寄るレイ。
「レイ・・・泣くんじゃない・・・リュンを・・・リュンを頼む・・・
な、泣かせたりしたらゴホッ・・・承知しないんだから・・・」
そう言ってミューはレイの頭を撫でながら息を引き取った。

数分が経った頃だろうか聞きなれた人の声が扉の外で聞こえた。
「おい!レイそこに居るんだろ!開けてくれ!」
剣の師であるDuskravenだった。
レイが扉を開けると師はミューの亡骸に近付き手を取り涙を流した。
「レイ・・・この魔剣『巨門』をお前に預けよう・・・今は持つ事すらままならないだろうけどな・・・」
師が何故一番大切にしている魔剣を託したのか・・・。
今の彼には、その意思を理解する事など不可能であった。
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